著:米澤穂信 装幀:大久保明子 出版社:文藝春秋 発売日:2021年11月10日 定価:1,700円(税別) 四六判上製 ISBN:978-4-391452-7 |
読書という大海の前ではとんだ蛙ではありますが、蛙も時には真の宝に巡り会うことはあったのだと思し召し頂ければ幸いです。 |
26冊目です。
これまで25冊の本を書くかたわら、折に触れて書いてきた読書に関するエッセイが、どうしたわけか一冊にまとまって本になりました。
しょせんミステリや小説について当を得たことは言えそうもない私ですから、出来ることは、ただ楽しそうに読むさまをお見せすることばかりです。
せっかくの機会ですからおすすめのミステリを上げようとしたところ、原稿用紙120枚のおまけとなりました。
ついでに、ところどころに註釈を加えて幅広い世界へのいざないにしようとたくらんだところ、こちらは180枚相当となりました。
お楽しみ頂ければいいのですが。そして……。
どこかの誰かが生涯の一冊に巡り会う、その小さなお手伝いになれば、本望です。