2022年10月06日

『元禄おさめの方』帯文


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妖風いまだ止まず――
得がたい珠玉に、またも巡りあった
山田風太郎に底はないのか


著:山田風太郎
出版社:宝島社(宝島社文庫)

 上記新編の帯文をお任せいただきました。
 本書の中では表題作「元禄おさめの方」が圧巻、白眉です。一人の女性の死を通じて、元禄という時代、綱吉という「暗君」への見方に変更を迫る、迫力ある一篇でした。
 本書が広く手に取られる一助になることを願います。

posted by 米澤穂信 at 00:00| 解説・推薦・編纂