2010年06月10日

『インシテミル』


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(四六判)
著:米澤穂信
装画:西島大介
装幀:関口信介
出版社:文藝春秋

発売日:2007年8月31日
定価:税込1680円(本体1600円)
四六判上製
ISBN:978-4-16-324690-1

(文庫判)
著:米澤穂信
装画:村尾亘
装幀:関口信介
解説:香山二三郎
出版社:文藝春秋

発売日:2010年6月10日
定価:本体686円
文庫判
ISBN:978-4-16-777370-0


 九冊目です。

 充実した学生生活を送るために是非ともクルマが欲しい大学生、結城理久彦。バイトでもするかと情報誌を探しに立ち寄ったコンビニで、彼は指一本分の不足があるという令嬢に出逢います。須和名祥子と名乗った彼女は、高額報酬の仕事を探していると言いました。
 彼女のためにバイト情報誌を繰る結城。須和名はふと、ある仕事に目を留めます。『報酬:1120百円』。百の字が誤植でなければ、この仕事の報酬は十一万二千円の計算になります。
 間抜けな間違いもあるものだと思いながら、冗談半分で応募する結城。しかし、それが彼の運の尽きでした。

 案内されたのは、地下空間。名づけて〈暗鬼館〉。
 参加メンバーは十二人。
 そしてラウンジの円卓には、十二体のネイティブアメリカン人形が。

 ……さて、ミステリの始まりです。
posted by 米澤穂信 at 00:00| 既刊情報