(四六判) 著:米澤穂信装画:西島大介 装幀:関口信介 出版社:文藝春秋 発売日:2007年8月31日 定価:税込1680円(本体1600円) 四六判上製 ISBN:978-4-16-324690-1 (文庫判) 著:米澤穂信装画:村尾亘 装幀:関口信介 解説:香山二三郎 出版社:文藝春秋 発売日:2010年6月10日 定価:本体686円 文庫判 ISBN:978-4-16-777370-0 |
九冊目です。
充実した学生生活を送るために是非ともクルマが欲しい大学生、結城理久彦。バイトでもするかと情報誌を探しに立ち寄ったコンビニで、彼は指一本分の不足があるという令嬢に出逢います。須和名祥子と名乗った彼女は、高額報酬の仕事を探していると言いました。
彼女のためにバイト情報誌を繰る結城。須和名はふと、ある仕事に目を留めます。『報酬:1120百円』。百の字が誤植でなければ、この仕事の報酬は十一万二千円の計算になります。
間抜けな間違いもあるものだと思いながら、冗談半分で応募する結城。しかし、それが彼の運の尽きでした。
案内されたのは、地下空間。名づけて〈暗鬼館〉。
参加メンバーは十二人。
そしてラウンジの円卓には、十二体のネイティブアメリカン人形が。
……さて、ミステリの始まりです。