2009年04月30日

三国一です

 こんにちは。米澤です。

 何と四月までもが手の平の間からこぼれ落ちようとしています。
 このところ、あまりブログを更新していないので、少し何か考えてみます。


1)赤壁
 この間、街を歩いていたら「赤壁の戦い」をモデルにした映画のポスターが貼ってありました。
「なあ。子供の頃から納得いかないんだが、赤壁っておかしいよな」
「正史準拠で? 演義準拠で?」
「演義」
「小説にケチつけても仕方ないだろ」
「そうだけどさぁ。十万本の矢って話があるだろ?」

 三国志演義の中に、「矢が足りないから十万本用意してね(出来なかったら殺す)」「楽勝ッス」というエピソードがあります。
 矢を用意しろと言われた登場人物・諸葛亮は、濃霧の中に軍船を出して敵陣に乗り込み、射かけられた敵の矢を奪う形でノルマを達成するのですが。

「どこかおかしいか? 十万本は多すぎるとか言うなよ」
「まして1800年前ならなおさらだ。いやそうじゃなくて、矢を射られたんだろ」
「そうだけど」
「火矢を撃ってくるかも、って思わなかったのか?」
「あー……」

「火矢だったら『やっべ燃えてる。どうするよこれセルフ火計かよ。死ねるわ、これは死ねるわー。あの蒼空、極はいずこであろうのう』ってことになるだろ」
 沈黙。
「……小説にケチつけても仕方ないだろ」
「そうだけどさぁ」


2)曹植
 執筆中……。

「そのはこにはぶどうをかたどったみごとなそうしょくがほどこされていた」
 ↓
「その箱には葡萄をかたどった見事な曹植が施されていた」

 当時の中国華北地方に葡萄があったでしょうか。
 それともそういう問題ではないでしょうか。


3)白眉
「馬家の五常 白眉最も良し」という言葉があります。
 今日の日本では、これは「ハーゲンダッツドルチェ ガトーショコラ最も良し」と言い換えられます。
 それなのに近所のコンビニからは撤去されてしまいました。
 私は悲しい。



 何が悲しいって、二回連続でコンビニネタを出さざるを得ないほど、この四月は変化に乏しかったことです。
 そして五月はもっと何も起こらないはず。もはや明鏡止水の境地です。
 まあ、今年一月のようなトラブル満載よりはよほど良いのですが、更新頻度にはご期待なさらないでください。

「三国一」の三国とは「日本・中国・インド」のことで、「三国志」の「魏・呉・蜀」とは無関係です。
「米澤のせいで国語のテスト間違えたっ!」と言われないよう念のため。
posted by 米澤穂信 at 11:59| 近況報告