こんにちは。米澤です。
『さよなら妖精』文庫判の増刷が決まりました。
この小説に関しては、単行本版で何度か増刷して頂いていて、文庫も発売直後に増刷されていたことがあり「欲しい方には行き渡っている」状態にあったと思います。
それが三年ぶりに増刷されたというのは、読者の裾野が広がっているからなのではと、とても嬉しく思っています。
これを書いてから、もう五年が経ちました。
執筆時点ですらほとんどファンタジー扱いだったかもしれませんが、連邦制によるネイションステートの超克というアイディアは、何というか、ずいぶん埃臭くなってしまいましたね。
ですが小説には古くなる素材は使っていないと思います。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。