著:樋口有介 解説:米澤穂信 装画:中島梨絵 装幀:野中深雪 出版社:文藝春秋 発売日:2009年7月10日 定価:税込580円 文庫判 ISBN:978-4-16-753108-9 |
樋口有介『夏の口紅』が文春文庫で復刊されました。
今回、その解説をお任せいただきました。
なにしろ文体が特徴的な小説(というか、作家)です。
その魅力をどうお伝えしたものか迷いましたが、好きだというだけで解説を書ききる芸はないので、ちょっとばかり本作の占める位置や意味、一読者としての私が受け止めた「樋口有介的な手法」についても書きました。
穿ちすぎではない、と信じたいです。