こんにちは。米澤です。
2009年ももう終わりです。今年はデビューから……ええと、8年目の年でした。節目の年でも何でもないですね。しかしあれです、あんがい長く続けて来られたものです。決して順調なことばかりではなかった足あとを振り返れば、支えていただけているなと実感します。
今年は『秋期限定栗きんとん事件』と『追想五断章』をお届けすることができました。
シリーズ物の最新刊と、少し渋めの長篇。まるで傾向の違う二作でしたが、自分なりの調理ができたかと思っています。今後も広く楽しんで頂ける工夫をしたいと思っています。
来年、さしあたっては〈古典部〉シリーズの新刊『ふたりの距離の概算』に全力傾注です。
ところで、さっき今年のblog記事を読み返していたら、ひとつ書いてないことがあるのに気づきました。
このお寺、蘇州の寒山寺です。
皆既日食を見に行ったのです。悪石島に行こうかと考えたのですが、あまり大勢で押しかけても迷惑かと思ったので。
どこかでオチをつけようと思っていて忘れていました。
これで日蝕の日に日本にいなかったというアリバイは確保です。
今年もありがとうございました。来年もがんばります。