こんにちは。米澤です。
パソコンのキーボードが故障したため、USBキーボードを利用して作業をしています。キーストロークやキーの大きさそのものが違うのに加え、[Fn]キーが左側にしかないのが大変不便です。
[Fn]+[↑]or[↓]でページアップ、ページダウンをするのですが、[Fn]キーが左にしかないとページ操作に両手を使うことになるからです。
しかし、購入から二年で故障とは、随分あっさり壊れてくれたものです。回路部分ならまだ諦めもつこうというものですが……。
日本製品が、という言い方はしません。ですが、日本で普通に購入する製品の頑丈さは退歩しているなあとつくづく思います。
十年選手、十五年選手の家電を見かけなくなりました。思い返せばこのところ、製品を買い換える理由はいつも「より良い製品が出たから」ではなく、「故障を直すよりも買い換える方が早いから」だったように思います。
壁掛け時計を使っているのですが、ムーブメントがくたびれて作動音が大きくなったので買い換えました。なにしろ私がほんの子供だった頃から使っていた時計ですから、そろそろ寿命かなと思ったのです。
ところが、買い換えた時計は最初こそ静かだったものの、半年で異音を発するようになりました。購入店に相談したところ、「ムーブメントが静かに動くのを保証できるのは半年までですね」と言われてしまいました。
安物を買ったつもりはなかったんですが……。というか、その前の十年以上静かだった時計も、さほどの高級品ではないはずです。普通のお店で普通の金額で買った製品が、以前より劣っている。
私のような者は米一粒釘一本自分では作れない末期哀れの徒ではありますが、良質の製品が身のまわりから消えていることに気づくと、やはりなんとも寂しいものがあります。
買って半年の壁掛け時計は、うるさいので、電池を外されてただの壁飾りになりました。なにしろデザインは悪くないんですよ。
ところでパソコンですが。
いちおう保証書がありますので、無償修理の対象ではあります。私はキーボードで小説を書いていただけで、物を落としたことも水で濡らしたこともありません。
(ちなみにここでこぼしたのはあくまで、テーブルの上に、です。わかりづらく書いてますけど)
しかし私はほとんど期待していません。
なにくれとなく理由をつけられて、有償修理にされてしまうんだろうなという諦めがあります。
二年で壊れるキーボードを売っている会社なのだと思えば、サポート体制だけは上々だなんて、いったいどうして思えるでしょうか?