著:綾辻行人 装画:喜国雅彦 装幀:坂野公一(welle design) 解説:米澤穂信 出版社:講談社 発売日:2012年6月15日 定価:上下巻ともに本体676円 文庫判 ISBN:(上)978-4-06-277294-5 /(下)978-4-06-277295-2 |
『時計館の殺人』が、版を改め新装版として刊行されました。
今回、その解説をお任せいただきました。
日本ミステリのマイルストーンであると同時に、個人的にも非常に思い入れの深いミステリです。
もし昔日の私に「お前はいずれ『時計館の殺人』の解説を書くのだぞ」と教えたら、震え上がって夜も眠れなくなるでしょう。
思い出話ばかりではご退屈と、微力ながら内容の読解を載せていただきました。
新本格黎明期にミステリを読み始めた同志たちと、そしてこれからミステリを読んでいく皆さまに、少しでも推薦の役が果たせればと思っています。