魔風なおも逆巻く―― なんと妖美に歴史を彩るのだろう 山田風太郎、奇想奔放たり |
| 著:山田風太郎 出版社:宝島社(宝島社文庫) |
上記新編の帯文をお任せいただきました。
収録作の中では、生きることの喜びを高らかに歌い上げ、政治の化物と成り果てた家康をも魅了する「慶長大食漢」が最も好きです。
武田・徳川の今川侵攻を描いた「姦臣今川状」、戦国の法から平時の法へ移り変わる時はこのようなこともあったかと思わせる「南無殺生三万人」が、それに次ぎます。
本書が広く手に取られる一助になればと思います。
魔風なおも逆巻く―― なんと妖美に歴史を彩るのだろう 山田風太郎、奇想奔放たり |
| 著:山田風太郎 出版社:宝島社(宝島社文庫) |
| 著:米澤穂信 装幀:坂野公一(welle design) 出版社:集英社 発売日:2022年11月10日 定価:1,650円(税別) 四六判仮フランス装 ISBN:978-4-08-771813-3 |
わたしたちは切り札を持たなきゃいけなかった |
妖風いまだ止まず―― 得がたい珠玉に、またも巡りあった 山田風太郎に底はないのか |
| 著:山田風太郎 出版社:宝島社(宝島社文庫) |
ここにはミステリとアメリカ、 それぞれの若き日の姿がある。 そこでは敬神と合理、 法の尊重と自力救済が 矛盾なく同居している。 |
| 著:M.D.ポースト 出版社:東京創元社(創元推理文庫) |
自らの性分に振りまわされ、打ちのめされ、自らがぼろぼろであることを理解しながらも、他人の問題を解決する仕事を天職とし、すべてをそれに捧げて生きる男。 私はアルバート・サムスンが好きです。 (ミステリマガジン2022年9月号より) |
| 著:マイクル.Z.リューイン 出版社:早川書房(ハヤカワ文庫) |
| 掲載誌:「小説野性時代」(KADOKAWA)vol.224 |
「じゃあ、会議を始めます。題して――星ヶ谷杯準備滞ってるんだけど何かあったの会議。よろしくお願いします」 |
| 掲載誌:「オール讀物」(文藝春秋)2022年3・4月合併号 |
思えばあの日、私は自らの詩才に見切りをつけたのだという気がする。春雪の言い分はまったく是と出来ないものであったが、それを肯定できないのが私の限界だと悟ったのだ。塩と味噌で酒を飲みながら、私は、私には理解できない小此木春雪よ、君はどこまでも飛んでいくがいいと思っていた。僕は地上にあってそれを見上げよう。 あれから、世は明治から大正に移った。春雪はもう飛ばない。 |
| 掲載誌:「紙魚の手帖」(東京創元社)vol.2 |
三月のショッピングモールで小佐内さんが謎の存在に気づいたのは、暖房が効いた店内でチョコスプレーがジェラートに沈んだ、その深さからだった。 |
| 掲載誌:「週刊新潮」(新潮社)2021年12月2日号〜12月23日号 |
高校生の時、わたしの恋人がわたしと姉を見比べて、「どうして?」と言い放ったことがある。まったく、どうして、である。その頃のわたしには、姉とわたしが姉妹であるという事実こそが世界の理不尽さそのものだった。それはそれとしてわたしはそいつを殴って交際を終わらせた。 |
日本ミステリに夜明けを告げた 若き情熱の結晶である |
| 著:横溝正史 出版社:KADOKAWA(角川文庫) |
| 著:米澤穂信 装幀:大久保明子 出版社:文藝春秋 発売日:2021年11月10日 定価:1,700円(税別) 四六判上製 ISBN:978-4-391452-7 |
読書という大海の前ではとんだ蛙ではありますが、蛙も時には真の宝に巡り会うことはあったのだと思し召し頂ければ幸いです。 |
唯一無二。 奔放なる奇想が 生み出してしまった、 ミステリ史に残る大怪作です。 |
| 著:ピエール・シニアック 出版社:東京創元社(創元推理文庫) |
透徹した叡智が、 その果てにおいて幻想と交わる――。 なんと厳粛な小説集だろう。 |
| 著:石黒達昌 出版社:早川書房(ハヤカワ文庫) |
| 著:米澤穂信 装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。 出版社:KADOKAWA 発売日:2021年6月2日 定価:1,600円(税別) 四六判上製 ISBN:9784041113936 |
罪は我にある |
| 掲載誌:「オール讀物」(文藝春秋) 発売日:2021年1月22日 |
人間の観察力と記憶力はあいまいなものだ。時に誤り、時に正確になる。葛は、二人の目撃者の証言が一致したとしても疑問には思わなかっただろう。三人の言うことが同じだったら、少し疑う。そして四人がまったく同じ証言をしたとなれば、それを頭から信じることなど出来はしない。 |